1989-12-12 第116回国会 参議院 社会労働委員会 第8号
○委員以外の議員(塩出啓典君) ただいま前島先生から御指摘になりましたように、本援護法の施行に伴う経費は二千三百七十億でございまして、御指摘のように現在の額からは千百五十億程度の増加ということになるわけでございます。 今回の提案は、前回の委員会等でもいろいろ論議ありましたように、国民の皆さんの御理解、また国会における与野党の合意形成を念頭に置いて、与党の先生方にも御理解いただけるように、そういう内容
○委員以外の議員(塩出啓典君) ただいま前島先生から御指摘になりましたように、本援護法の施行に伴う経費は二千三百七十億でございまして、御指摘のように現在の額からは千百五十億程度の増加ということになるわけでございます。 今回の提案は、前回の委員会等でもいろいろ論議ありましたように、国民の皆さんの御理解、また国会における与野党の合意形成を念頭に置いて、与党の先生方にも御理解いただけるように、そういう内容
○委員以外の議員(塩出啓典君) ただいま前島先生から、今回の被爆者年金は福祉のばらまきになるのではないか、またほかの戦争被害者との不均衡があるのではないか、こういう御質問でございます。 私も広島におりまして、被爆者の方にもたくさんお会いするわけでございますが、なかなか被爆者の方が自分が被爆者であるということを余り言われない場合もある。今日まで四十数年の間にいろいろな、結婚に対する障害、あるいはまた
○委員以外の議員(塩出啓典君) 先ほども提案者から答弁したとおりでございますが、遺族年金、弔慰金を特別給付金とした理由、また将来的にどうなのかという点についてお答えをしたいと思います。 原爆投下からはや四十四年が過ぎておりますが、御承知のように、政府はこれまで遣族へ弔意をあらわし、何らかの遺族補償をしてほしいという原爆犠牲者の遺族の願いを無視し続けてきたことは皆さんも御存じのとおりであります。原爆
○委員以外の議員(塩出啓典君) 現在の政府の戦争被害者に対する施策は、皆さんもごらんのように軍人軍属などのような国との間に身分関係のあった者及びその遺家族に限定されてきたわけであります。原爆被爆者に対しては、現行の原爆二法により措置が講じられておりますが、これは身分関係がないということで社会保障的な意味でなされているにすぎないわけでございます。このことは、国を挙げて戦場も銃後もなく各自の持ち場で戦わされた
○委員以外の議員(塩出啓典君) お答えいたします。 現在の戦争の被害者に対する補償は、先ほどもお話がありましたように軍人軍属等のように国家との間に一定の身分関係のあったものに限定をされておるわけでございます。現在、被爆者に対しては被害の特殊性から原爆二法により特別な措置がとられておりますが、これは社会保障的な措置によるものでございまして、国家補償によるものではないことは先ほど提案者からいろいろお話
○委員長(塩出啓典君) 御異議ないと認めます。よって、さよう決定いたしました。 なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(塩出啓典君) ただいまから法務委員会を開会いたします。 これより請願の審査を行います。 第一五六号地方裁判所及び家庭裁判所の支部配置見直し反対に関する請願外百七十三件を議題といたします。 これらの請願は、理事会において協議の結果、第五五四号法務局、更生保護官署、入国管理官署の大幅増員に関する請願外三十四件は採択すべきものにして内閣に送付するを要するものとし、第一五六号地方裁判所及び家庭裁判所
○塩出啓典君 ただいま議題となりました法例の一部を改正する法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告いたします。 本法律案は、婚姻関係及び親子関係における準拠法の指定を両性平等の精神または子の福祉の理念に一層即したものに改めるとともに、本国法の決定等に関し所要の規定の整備を行おうとするものであります。 その主な内容は、婚姻の効力、夫婦財産制及び離婚について、夫婦に共通の本国法
○委員長(塩出啓典君) 法例の一部を改正する法律案を議題といたします。 まず、政府から趣旨説明を聴取いたします。谷川法務大臣。
○委員長(塩出啓典君) ただいまから法務委員会を開会いたします。 検察及び裁判の運営等に関する調査を議題といたします。 まず、法務行政の基本方針について、谷川法務大臣からその所信を聴取いたします。谷川法務大臣。
○塩出啓典君 宇野総理は伊東さんの三つの条件については、議員辞職ということを除いてはこの精神は尊重したい、そういうお考えのようでございます。 そこで先月三十日、「リクルート問題に対するわが党の措置」というのを自由民主党が発表したわけでございますが、私はこれの内容はここで申しませんけれども、世論を見ましても大変これはなまぬるいと。これは自民党の党内の見た一つのけじめ論であって、国民の本当に望むけじめ
○塩出啓典君 今の御答弁でも、決意はわかるんですけれども、具体的にどういうことをやるのかという、こういう点が問題じゃないかと思うんですがね。 そこで、伊東正義氏は総理就任の条件として、報道で伝えられるところによりますと、三つの条件をつけたと。その中には、リクルート疑惑にかかわった実力者は総退陣しろと、そういうような三つの項目があったわけでございますが、自民党の中にもあるいはそれ以外にも、この三条件
○塩出啓典君 それでは、公明党・国民会議を代表いたしまして、宇野総理及び閣僚の皆さんに質問いたしたいと思います。 宇野総理が誕生いたしましたのは、ごらんのように竹下内閣がリクルート問題あるいは消費税問題等で支持率は低下をし、どうにもならなくなった。そういう中で、政治の刷新を目指して生まれたのが宇野内閣ではなかったかと思うのでございますが、総理就任以来のいろいろな演説あるいはまた国会の答弁を通して、
○塩出啓典君 ただいま議題となりました裁判所職員定員法の一部を改正する法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告いたします。 本法律案は、下級裁判所における事件の適正迅速な処理を図るため、簡易裁判所判事の員数を五人増加するとともに、裁判官以外の裁判所の職員の員数を二十五人増加しようとするものであります。 委員会におきましては、簡易裁判所判事を増員する理由、欠員等の状況、裁判官
○委員長(塩出啓典君) 理事の補欠選任についてお諮りいたします。 委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。 理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(塩出啓典君) ただいまから法務委員会を開会いたします。 委員の異動について御報告いたします。 去る二月十三日、中村太郎君が委員を辞任され、その補欠として山岡賢次君が選任されました。 また、二月十四日、諫山博君が委員を辞任され、その補欠として橋本敦君が選任されました。 また、二月十五日、梶木又三君が委員を辞任され、その補欠として林田悠紀夫君が選任されました。 ————————
○委員長(塩出啓典君) 委員派遣承認要求に関する件についてお諮りいたします。 検察及び裁判の運営等に関する調査のため、委員派遣を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(塩出啓典君) ただいまから法務委員会を開会いたします。 国政調査に関する件についてお諮りいたします。 本委員会は、今期国会におきましても、検察及び裁判の運営等に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(塩出啓典君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(塩出啓典君) ただいまから法務委員会を開会いたします。 これより請願の審査を行います。 第一七八号刑事施設法案反対に関する請願外四十九件を議題といたします。 本委員会に付託されております請願は、お手元に配付の付託請願一覧表のとおりでございます。 これらの請願につきましては、理事会において協議の結果、第三七六号法務局、更生保護官署、入国管理官署の大幅増員に関する請願外二件は採択すべきものにして
○塩出啓典君 ただいま議題となりました二法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告いたします。 両法律案は、一般の政府職員の給与改定に伴い、この例に準じて、裁判官及び検察官の給与を改定しようとするものであります。 委員会におきましては、両法律案を一括して議題とし、裁判官及び検察官の給与の区分の立て方と一般の政府職員の給与との対応関係、初任給調整手当の見直し、裁判官の昇給の運用等
○委員長(塩出啓典君) 御異議ないと認めます。 それでは、理事に猪熊重二君及び諫山博君を指名いたします。 ─────────────
○委員長(塩出啓典君) 理事の補欠選任についてお諮りいたします。 委員の異動に伴い現在理事が二名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。 理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(塩出啓典君) ただいまから法務委員会を開会いたします。 委員の異動について御報告いたします。 本日、梶木又三君、中村太郎君、林ゆう君及び宮本顕治君が委員を辞任され、その補欠として高橋清孝君、永田良雄君、二木秀夫君及び下田京子君がそれぞれ選任されました。 ─────────────
○塩出啓典君 私は、自由民主党というのは非常に柔軟な政党で、いろいろな反対があれば根回しをして説得をしてですね、そして、たとえ野党が国会においてどんなに反対しても、国民の大多数、自由民主党を支持する人たちにはまあまあ説得をしてやってきた。今回は、そういう点では従来の自民党とは変わっておるわけですけれども、なぜ変えたんですか。
○塩出啓典君 総理は率直に国民の理解を求める努力が足りないということを認めたわけですが、中曽根さんのときは売上税はいわゆる増減税半々でございました。今回は二兆六千億、衆議院で二兆八千億に修正になりまして、だから六割以上の人が減税ですから、それでなお中曽根さんのとき以上の反対があるということを私はやっぱり……。 お尋ねしますが、このように世論調査をしてももう三分の二以上が反対をしておる、そういうものをあえてやろうとされておるわけですが
○塩出啓典君 総理にお尋ねしますが、非常に限られた時間でございますので、答弁を率直に、簡単で結構ですから、今回の消費税には国民の反対が非常に強いわけですが、なぜこんなに強いのか、総理は率直にどのようにお考えでしょうか。
○塩出啓典君 金子先生にお伺いしますが、先生は今回の消費税導入を福祉型税制と、こういうのはきょう初めてお聞きしたわけですが、私たちは消費税というのはかなり逆進性がありますからむしろ反福祉型税制である、このように考えているわけです。恐らく、先生の福祉型と言われるのは、これからの高齢化社会に向かって財政需要がふえてくる、そういうときにその福祉財源を確保するのに非常に増税しやすい、そういう意味で福祉型税制
○塩出啓典君 番号制についてはいろいろプライバシー等の問題で、消費税の反対ほどの反対はありませんけれども、必ずしも理解の得にくい問題もあるわけです。この点、いわゆるプライバシーの保護に配慮してやるべきだと、私たちはそのように考えているのですけれども、先生のお考えはどうでしょうか。
○塩出啓典君 公述人の皆さん、きょうは本当にありがとうございました。 それでは、最初に宇田川先生にお尋ねしますが、先生はルールをつくれと、特に、金融資産のいわゆるキャピタルゲイン等の把握が非常に不十分であるという、こういう点のお話があって、私たちも同感でございます。そこで、今の我が国の税制は、むしろ総合課税よりも分離課税の方向に来ている、そういう向きがあるわけですが、やっぱり総合課税をすると、そのためにはどうしても
○塩出啓典君 税制改革が必要だということは総理も言われるように世論になりつつあるし、私たち公明党もそのように思います。 問題は内容でございますが、今回の消費税について私も広島県内の商店街の皆さんにいろいろアンケート調査をして、この法案に対する理解をいろいろお聞きしたわけでございますが、よく理解しているという人が七%。けれども、これも恐らく、細かい法案の政令、省令等がまだ決まってない段階ですから、本当
○塩出啓典君 だんだん理解が高まって支持がふえるならいいんですけれども、だんだん下がっているわけです。やはり国民が支持しないこともやらねばならない場合もあるかもしれません、増税なんというのはだれも好まないわけですから。しかし、少なくとも大方の人が理解と支持を得られるまで努力をしていかなくちゃいけないと思います。竹下総理はつじ立ちをやってでも理解を求める、このように言いましたけれども、私の見る限り、それは
○塩出啓典君 最初に、政治姿勢の問題について総理にお尋ねしたいと思います。 総理も御存じのように、最近の世論調査、朝日、毎日、読売、時事、各紙が調査をしておるわけでございますが、竹下内閣の支持率が急速に低下をしております。もう一八%、二九%、支持率。不支持の方がはるかにふえてきておるわけでありまして、ちょうど中曽根内閣が売上税を強行したときにも同じように支持率が下がった、それよりももっと下がっている
○塩出啓典君 ただいま議題となりました裁判所の休日に関する法律案につきまして、法務委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本法律案は、裁判所において土曜閉庁方式による週休二日制を実施するため、従来から休日として扱われている日曜日、国民の祝日に関する法律に規定する休日及び年末年始に、毎月の第二及び第四土曜日を加えた日を裁判所の休日と定め、その日には裁判所の執務を原則として行わないものとするほか
○委員長(塩出啓典君) 全会一致と認めます。よって、本案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 下稲葉耕吉君から発言を求められておりますので、これを許します。下稲葉耕吉君。
○委員長(塩出啓典君) 裁判所の休日に関する法律案を議題といたします。 本案に対する質疑は、去る十一月二十二日に終局しておりますので、これより討論に入ります。 御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べ願います。——別に御発言もないようですから、これより採決に入ります。 裁判所の休日に関する法律案に賛成の方の挙手を願います。 〔賛成者挙手〕
○委員長(塩出啓典君) ただいまから法務委員会を開会いたします。 委員の異動について御報告いたします。 去る十一月三十日、猪熊重二君が委員を辞任され、その補欠として峯山昭範君が選任されました。 また、昨七日、梶木又三君、中村太郎君、林ゆう君、藤田正明君、峯山昭範君及び宮本顕治君が委員を辞任され、その補欠として浦田勝君、中曽根弘文君、陣内孝雄君、堀内俊夫君、中野明君及び内藤功君が選任されました。
○委員長(塩出啓典君) 裁判所の休日に関する法律案並びに検察及び裁判の運営等に関する調査を便宜一括して議題とし、質疑を行います。 質疑のある方は順次御発言を願います。
○委員長(塩出啓典君) ただいまから法務委員会を開会いたします。 裁判所の休日に関する法律案を議題といたします。 まず、政府から趣旨説明を聴取いたします。林田法務大臣。
○委員長(塩出啓典君) 理事の補欠選任についてお諮りいたします。 委員の異動に伴い、現在理事が二名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。 理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(塩出啓典君) 議事に先立ちまして一言ごあいさつを申し上げます。 このたび法務委員長に選任されました塩出啓典でございます。 微力ではございますが、理事及び委員の皆様方の御協力をいただきまして、本委員会の公正かつ円滑な運営に努めてまいりたいと存じます。 皆様方の御協力と御指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。(拍手) ─────────────
○委員長(塩出啓典君) ただいまから法務委員会を開会いたします。 委員の異動について御報告いたします。 昨一日、宮本顕治君が委員を辞任され、その補欠として吉川春子君が選任されました。 ─────────────
○塩出啓典君 こういう累積債務国への貸倒引当金等の問題について、我が国として預金者保護の観点からそういう点は心配ないのか。 それともう一つは、外国の銀行等はこういう債務を不良債権として処理をしている。これもある意味では発展途上国に対する協力、ある種のやはり協力になるんじゃないかと思うんでありますが、そういう問題については我が国はどういう方針で臨むのか、これをお伺いしておきます。